この世界の片隅にドラマは原作とアニメ映画をどこまで再現できるの?

この世界の片隅に北川景子さん主演ドラマを先日観た感想です。

 

原作やアニメ映画と雰囲気が違っていました。

 

2018年7月より放映が始まるドラマは原作やアニメ映画と比べてどうでしょうか?

この世界の片隅に新ドラマの描き方についての予想をしてみました。

 

この世界の片隅に原作に対してドラマとアニメ映画の描き方

 

この世界の片隅に過去のドラマは原作と異質なもの

 

「この世界の片隅に」はこうの史代さん作の人気漫画ですが、アニメ映画化されたことで一気に有名になりました。

2018年7月より松本穂香さん主演でドラマ放映されますが、実は以前に北川景子さん主演でドラマ放映されています。

 

北川景子さん主演のドラマを先日観たのですが、キャストが原作やアニメとイメージが一致しないと感じました。

 

特にすずを演じた北川景子さんとすずの幼馴染の水原哲役の速水もこみちさんには違和感があります。

北川景子さんは熱演していると感じましたが、西洋的な美人なのでもっと日本的な顔立ちの人がいいと思います。

 

もう少しほんわかしていて、どんくささを出せる女優さんを選ぶべきだったと思います。

水原哲役の速水もこみちさんは背が高すぎですし、顔立ちも整いすぎています。

外見で映画の醸し出す雰囲気も変わってくると思うので、そういう意味で二人のキャストは失敗だったと思います。

「この世界の片隅に」は、どこにもでもいるごく平凡な普通の人を描いています。

 

ある程度知名度のある人をキャストに選ばなければいけない事情はあるかと思いますが、もう一工夫して欲しかったです。

 

この世界の片隅にアニメ映画は原作に忠実

 

原作をアニメ化や実写化すると、だいだいたい原作とは多少かけ離れたものになりがちです。

でも、「この世界の片隅に」は、アニメ映画では、かなり原作に近い描き方になっています。

時間の都合上かどうかは不明ですが、省略しているところもあります。

 

でも、原作に近い描き方のおかげで、原作の醸し出す雰囲気もアニメ映画でも伝わってきます。

原作好きの人々にも認められる出来になっているのもうなずけます。

 

この世界の片隅に過去のドラマは原作と違う訳

 

一方、北川景子さん主演の実写ドラマの方は、原作と雰囲気が違っていると感じました。

ゴールデンタイムに放送される2時間ドラマ用に作られた感じで、内容が分かりやすいように制作されています。

 

原作とアニメ映画は淡々とした流れで、1回読んだり観たりだけではわかりづらいところがあります。

 

言葉の裏に秘められた思いなどは、淡々と流れていく中で瞬時に理解するのは難しいです。

また、原作とアニメ映画では笑いとユーモアを感じる場面がいくつかあります。

 

ところが実写ドラマでは、全くそういった雰囲気はなく、ひたすらに分かりやすさを追及している感じです。

 

この世界の片隅に2018年7月放映のドラマについて

 

松本穂香主演のドラマは原作に近い描き方?

 

「この世界の片隅に」はジャンルで言うと戦争ものの分類になります。

ですが、兵士が戦う場面はなく、戦争中の一般市民の日常生活を描いています。

 

しかも暗くて悲惨な生活を描いているのではなく、時にはユーモアと笑いを交えた場面もあります。

 

戦争中であっても、毎日の生活はあるわけで、淡々と普通の人々の日常を描いています。

 

2018年7月から始まる松本穂香さん主演ドラマでは、果たしてどういう描き方をするのでしょうか?

北川景子さん主演のドラマと同じ方向性でいくと思えませんがどうでしょうか?

 

2時間ぽっきりのドラマではないし、おそらく原作やアニメ映画に近い描き方をすると思います。

 

北川景子さんの時より「この世界の片隅に」は多くの人に知れ渡っています。

 

したがって、原作やアニメ映画に基づいての演出から外れる訳にはいきません。

 

松本穂香主演のドラマは原作の魅力を演出?

 

尚、アニメ映画ではテンポが早いため、ついていくのがきつく一度観ただけではわかりにくいところもあります。

 

2時間という枠の中での表現なので致し方ないところがありますし、原作からカットする場面もありました。

 

ただし、松本穂香さん主演のドラマは、連続ドラマなので時間はたっぷりあるはずです。

また、過剰にも思える演出や力強い言葉がある作品ではないので、インパクトに欠けるかもしれません。

 

ひとつひとつの出来事を「あっさり」と描くことが、原作の魅力と言えるでしょう。

アニメ映画においてもこの魅力はまったく損なわれていません。

 

「この世界の片隅に」は演出上、ストレートに感情を盛り上げにくい構成になっています。

なので「この世界の片隅に」はキャラクターの内面を読み解くことが出来れなよりいっそう楽しめます。

 

そして細かい出来事に気づくことと、より奥深さがわかり、この作品のすばらしさを実感できます。

 

松本穂香主演のドラマはリンの描き方に注目

 

要するに、2018年7月方始まるドラマは、原作やアニメ映画の路線で描いてほしいということです。

 

テレビ受けだけを狙うと北川景子さん主演のドラマの二の舞です。

もう一つドラマで気になることがありますが、それは遊郭のリンさんをどう描くかです。

アニメ映画ではリンさんのことはかなり割愛しています。

逆に北川景子さんのドラマでは原作に近いような描き方をしていました。

 

松本穂香さん主演ドラマでは、ドラマ受けしそうな題材なので、原作に近い演出になるだろうと思います。

 

それと、りんさんを演じるのは誰なのかとても楽しみです。

 

まとめ

 

「この世界の片隅に」アニメ映画は原作にほぼ忠実に描かれています。

 

「この世界の片隅に」北川景子さん主演のドラマは原作とは異質なものという感想です。

 

「この世界の片隅に」原作は演出上、ストレートに感情を盛り上げにくい構成になっています。

 

北川景子さん主演のドラマは分かりやすさを表に出しているため、原作との相違が生じています。

 

松本穂香さん主演ドラマは原作に近い描き方と予想しましたが、原作の良さを表現するためです。

 

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